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「緊急事態宣言」を受けて。。。


みなさん、おひさしぶりとなってしまいました。お元気ですか?あいかわらず、新型コロナウイルスで、日本と世界は大変なことになっています。

先日、我が学問の師父であるゲイリー・クライン博士と、共同研究者のロバート・ホフマン博士に連絡をしました。幸いにもお二方とも元気だそうで、外出できず自宅で過ごされているそうです。

さて、外はすでに桜が開花して、入社式や入学式の時期だというのに、ついに(というか、やっと)日本政府が「緊急事態宣言」を発令しました。

しかし、あくまでも外出や仕事の休業を控えるようにというもので、諸外国のような外出を強制的に控えさせるものではありません。海外の場合、外出した場合、罰金や禁固刑を受けることもありえます。

私など、英国のBBCをはじめ、海外のメディアを英語で読み、聴いているので、海外と日本のコロナ対策を比較するとその違いにあぜんとさせられます。というより、日本の対策はどこか儀礼的なような感じがします。

これに対して、海外の反応は早く、英国でもドイツでも迅速に国民に保障していますし、可能な限り検査を実施して、感染拡大を抑えようとしています。

現場主義意思決定(NDM)という認知心理学を専門とする私の目からして、今回のパンデミックは、一国の首相や大統領、行政機関、医療機関、軍、一般の国民まで、私たち

の危機管理能力を試すものだといえます。

感染ルートが不明で、誰が感染しているかわからず、しかも、いつ自分も感染して発症するかわからない。検査も徹底しておらず、治療法も確立していない(発熱には解熱剤、というように対処療法しかできない)。

こうした状況下で、結局、自分が賢くものごとを判断して、行動をとるしかないのです。極限状態での判断と決断、これこそが現場主義意思決定なのです。

今後も有益な情報を、日本語、英語で発信してまいります。私も皆さんと一緒に世界的な危機を乗り越えていきたいと思います。

よろしくお願い申し上げます。

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