まだまだ研究は続く。。。「エキスパートとAIの思考を読む」(1)
みなさん、こんにちは。あいかわらずコロナに関するニュースが満ちあふれている毎日ですが、お元気でしょうか?
外出を自粛すべきとはいえ、買い物に出かけなくてはならない日もありますし、出勤しなくてはならない方もかなり多いと思います。いつ自分や家族が感染するかわからない毎日、本当に生きているだけでストレスがたまるような感じがします。
しかし、すでにコロナ感染で亡くなった方々、今、ICUで生死をさまよっている患者さんたち、24時間体制で治療に全力を尽くされている医療関係者の方々のことを思うと、生きていられるだけで感謝すべきだと思います。やれ、ストレスがどうとか、わがままを言ってはいけないかもしれませんね。
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前置きがながくなってしまいましたが、現在、私は研究プロジェクトの方に黙々と打ち込んでおります。
普段は、営業や出張指導、コンサルなどで外出することが多く、プロジェクトの進捗もかなり遅れてしまいました。しかし、皮肉なことですが、自宅の書斎で落ち着いて文献資料を読んだり、共同研究者たちとメール交換をしたり等、着々と進めています。
前にも度々、紹介してまいりましたが、現在、私は二つの研究プロジェクトを抱えております。一つは、各分野のエキスパート、いわゆる熟練者や達人とよばれる方々の意識や思考のあり方を調査するというもの。
もう一つは、人工知能(AI)の研究の続きで、「説明可能な人工知能(XAI)」についてです。そこから新しい人間と機械の関係、人工知能の未来像を占うことができると思っております。
XAI研究のフロントランナーは、なんといってもアメリカ国防高等研究局(DARPA)でしょう。この研究機関は、次世代のAIであるXAIの研究開発に力をいれています。
そして、日本人AI研究者や認知科学者たちがまったく知らない事実として、私が所属しております「現場主義意思決定(NDM)学派」がXAI研究に多大なる貢献をしているということです。それは、去年、サンフランシスコで開催されました第14回国際NDM大会でも研究発表され、私もじっさいに確認してきました。
いいかえれば、「人間の社会生活に役立つXAIを開発するにはNDM理論が必須」ということでしょう。いづれ、みなさんに研究成果を発表する機会もあることを願っておりますが、その点を強調したいと思っております。
DARPAも継続的に研究成果を公開してくれています。今回は、去年(2019年)に発表されたアメリカ海軍研究所所属のデイヴィッド・W・エイハ博士(Dr. David W. Aha)によるプレゼンを紹介したいと思います。
YouTubeで無料で公開されています(注:英語によるもので、日本語字幕はありません)。プレゼンでは、XAIの基本的なメカニズムが紹介されています。よかったら視聴してみてください。ちなみに彼はプレゼンの最後に、認知心理学的なアプローチで、ロバート・ホフマン氏の貢献を絶賛されています。そのホフマン博士が、今回の私のプロジェクトの共同研究者となります。
私も頑張りますので、皆さんも応援をお願い申し上げます。微力ながらも、陰ながらも、私の教育&研究活動が社会のお役に立てればと願っております。
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